〜 音のことのは 〜 



『Talk to Oneself 〜色の名前〜』で、
『色の名前』という本のことを書きました。

『音のことのは』は発行は違いますが、
構成・文を同じところがやっています。

この手の本を見つけるとついつい購入してしまうのですが
これも、偶然目に留まって抱えていたものです。


『黙(もだ)の章』『天地(あめつち)の章』
『有情(いきもの)の章』『現人(うつせみ)の章』『奇(あや)の章』
この5つの章から構成されています。







― 月鈴子 ―

『げつれいし』と読みます。
鈴虫のことだそうで、『スズムシは月の鈴を振る月鈴子』と書いてありました。
勿論、『鈴虫』という名前も綺麗だけれど
月鈴子という名も、綺麗だと思うのです。








― 常言葉鳥 ―

『つねことばどり』こちらはホトトギスのこと。
その他にも『ひそみ音』(ひそやかな鳴き声から)

『三月過鳥』(みつきすぎどり)
陰暦4月〜6月の三ヶ月に聞けるのみ、ということから )

『八千八声』(はっせんやこえ)
『弟恋し』と1日に八千八声鳴くのだとか。
疑心暗鬼の末に弟を手にかけてしまった兄の嘆き・・・・
そんな伝説もあるのだそう。)













― ていちんとんりゃん ―

最初、『なんじゃそりゃ?』と思ったのですが
『風鈴の音』のことだそうです。
微かな空気の揺れに鳴る風鈴の音・・・

ふと思い浮かんだのは、遠い遠い過去。
さやかな風と共に歌う、小さな歌。























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